Women&Girls 2

⭐マリリン・リリー・ゲイナー(Marilyn Lily Gaynor)⭐

『Avaloncity Stories』第二部に登場する女性ロックミュージシャン。バンド〈フローピンク・アップルズ(Fluopink Apples)〉のリーダー(ヴォーカル兼ギター)。ゲイナー三姉妹の次女(ジェラルディンの妹で、フォースティンの姉)で、二児(アリスとクラリス)の母。姉ジェリーと同じく姉御肌タイプの女性である。
 同業者の男性と結婚していたが、夫の浮気と暴力に悩まされて離婚した。クソ旦那と別れて清々したのもつかの間、大震災で娘たちと一緒に亡くなった。当然、彼女たちが主人公のスピンオフ小説を書く余地がある。

 12月11日生まれ。28歳。身長163cm。好物はフライドチキン、ソース焼きそば、ビール。かなりの酒豪だが、酒乱ではない。見かけよりは家庭的な女性のようだが、世間の人たちはそう見ない。それでも娘たちにとっては良き母親だったようだ。

 ヘッドはボークスNEOヘッドにヤスリがけしてアイモールドと鼻を削ったものに、ホームセンターで購入した蛍光色の糸(本来の用途は知らんのね)を植毛したもの。アフロヘアとパンチパーマの中間のような髪型だが、当然、普通のドールヘアを植えた頭だとこのような短髪を表現するのは難しい。
 ボディは同じくボークスのビューティーSボディだが、手をNEO-EBのと取り替えている。なぜなら、ビューティーシリーズの手のパーツは劣化が早い素材を使っているからであり、より耐久性のあるNEOシリーズの手(ボディ本体と同素材)と取り替えている(もちろん、アスターティらもそうだ)。
 かなり派手なメイクだが、もちろん舞台用である。この人もサーシャも、顔の描き方が二転三転しているが、「マリリン」の名にふさわしい口元のホクロは変わらない。しかし、この個性的過ぎる容姿ゆえに、着せ替え人形としての汎用性はなきに等しい。

⭐フォースティン・デイジー・ゲイナー(Faustine Daisy Gaynor)⭐

 ゲイナー三姉妹の末娘。ルシール・ランスロットとアスターティ・フォーチュンの親友。ルシールとは幼稚園時代からの幼馴染。内気な草食系女子。アヴァロン連邦暦331年生まれ(アスターティより一学年下)。アヴァロン芸術大学に入学するが、大震災で姉たちや姪たちと死に別れる。後にフォースタス・チャオの親友スコット・ガルヴァーニと結婚し、生まれた娘が、フォースタスとアスターティの息子グウィディオン・チャオ・フォーチュンの妻となる。
 姉たちが見事な女傑(というか、猛女)ぶりなのに対して、フォースティンは内向的で控えめな人柄である。そんな彼女に猛烈にアタックしたスコットは見事なまでに肉食系男子だが、浮気者ではない。というか、仮に浮気なんぞしたら、義姉ねえちゃんたちにぶっ飛ばされてしまう(特にマリリンなんて、元旦那がダメンズなだけになおさら怒るハズだ)。
 第三部に登場する蓮華院清香は彼女の生まれ変わりかもしれない。どちらもアスターティの親友であり、人に好かれやすい温和な人柄である。

 11月21日生まれ。身長167cm。好物はポテトグラタン、パンプキンパイ、キャラメルマキアート。姉たちとは違って少食である。三姉妹の中で一番「家庭的」イメージが強い「癒やし系」だが、さほど同性に嫌われていないのは、本当に「性格が良い」と見なされているからだろう。
 世間一般の同性全般に対してあれこれ複雑な思いを抱くアスターティも、彼女に対しては素直に好感を抱いている。フォースティンの家庭的かつ温和な印象とは、男性をたぶらかすための演技ではないのだ。

 人形の素体とヘッドはボークスNEO-EBティーンズタイプ使用(ノーマルNEO素体のジェラルディンと比べて初々しい体型)。フォースタスやサーシャと同じく髪の色が微妙なメッシュ状態になっている(プラチナブロンドに銀色が混じっている)。アスターティのプラチナブロンドとは微妙に色合いが違う。姉たちがキリッとした顔立ちなのに対して、彼女は温和な顔立ちである。姉たちが母親似なのに対して、フォースティンは父親似のようだ。
 この子は「アヴァロンシティ・ドールズ」の中では着せ替え人形としての汎用性が高い方だろう。以前の顔のペイントではなぜか唇の色が『Zガンダム』のフォウ・ムラサメのようなラベンダーピンクだったが、着せ替え人形として、さらには写真モデルとして「使える」キャラクターにするために、自然なピンク系のナチュラルメイクに描き変えた。

⭐アリス・ロウィーナ・ゲイナー(Alice Rowena Gaynor)⭐

『Avaloncity Stories』第二部のマリリン・ゲイナーの長女(ジェラルディンとフォースティンの姪)。アヴァロン連邦暦342年生まれで、『ファウストの聖杯』終盤の時点では8歳。
 強気なしっかり者で、叔母フォースティンをちょっと軽く見ているが、それはひとえにフォースティンが頼りない少女だからである。アリスの妹クラリスは無邪気にフォースティンになついているのだが。
『Fortune』終盤で、母、伯母ジェラルディン、妹クラリスと共に大震災で亡くなる。享年10歳。ゆえに、ロージー(ショチケツァル)とは違って成長した姿の人形はない。「歴史のif」的な意味合いでの成人後ヴァージョンのドール化の予定もない。

 6月10日生まれ。第二次性徴期以前の未成年者、すなわちまだまだ成長期だったがゆえに、身長の設定はない(現代の先進国の8歳の平均身長とでも仮定しておこう。10歳版ロージーらも同様)。『Fortune』で亡くなったので、当然、成人後の身長の設定もない。好物はチョコミントアイス、生クリームたっぷりのパンケーキ、クラムチャウダースープ。
 彼女はその名前ゆえに『不思議の国のアリス』並びに『鏡の国のアリス』に対する思い入れがあり、それゆえに自らの名前を誇りにしている。うさぎのぬいぐるみは赤ん坊時代からのお気に入り。大人びた少女だが、年相応の子供っぽさもあるのだ(本人は否定したがるが、それも子供らしさである)。

 人形はボークスのミニヘッドとミニ素体を使っている。金髪のつもりでこの黄色いドールヘアを植えたが、あまりにアニメチック過ぎたのが難点だ。しかし、10歳版ロージーと比べればはるかに子供としてかわいらしい顔立ちなので、着せ替え人形としての使い勝手は良さそうだ。
 やはり、子供キャラクターには子供用ドールヘッドを使った方が良いね、と改めて反省する。しかし、適度にリアリティがあって、なおかつかわいい顔立ちの子供ドールヘッドというのは、探すのは色々と難しい。それで失敗したのがロージー10歳版だ。

⭐クラリス・ブリジット・ゲイナー(Clarice Brigit Gaynor)⭐

『Avaloncity Stories』第二部に登場するマリリン・ゲイナーの次女。アリスの妹。ジェラルディンとフォースティンの姪で、特にフォースティンになついている(外見的にフォースティンの幼児時代に似ているようだ)。しかし、この子も『Fortune』での大震災で亡くなった。享年6歳。
 とりあえず、「歴史のif」的な意味合いでの別年齢ヴァージョンのドール化はしない。そのようなドール化をするくらいならば、新キャラクターを作る方が良い。しかし、仮にこの子の成人した姿をイラスト化並びにドール化するならば、叔母フォースティンに似ているハズである。

 10月15日生まれ。この人形での年齢設定は『ファウストの聖杯』終盤の時点での4歳だ。好物はカスタードプリン、デミグラスハンバーグ、玉子サンドイッチ。この子は叔母フォースティンの作る料理やお菓子が大好きだ。マリリンよりフォースティンの方が家庭的な人なのだが、フォースティン自身は(そして、もちろん姉たちも)あざとく家庭的なキャラクターを演出するような女性ではない。

 人形はダイソーで数年前に発売されていた「世界のお友達」のカスタム(再植毛と再塗装)。母親や姉とは違って、自然な金髪である。マリリンの髪色は「染めているから」と説明出来るが、アリスの髪色は失敗だった。あの黄色のドールヘアの商品名が「ゴールド」とは実に紛らわしい。
 この「世界のお友達」シリーズはバービーの妹ケリーと同じくらいの大きさで、すでに廃番になっているので、入手するならば、ネットオークションやフリマアプリなどを利用して探すのが良いだろう。ネットで「世界のお友達 カスタム」で検索してみると、色々とカスタマイズドールの画像が見つかる。
 クラリスら幼児キャラクターは、衣装を探すのが難しいかな? と思ったが、どうやらオビツ11ボディ用の服が良さそうである。今時の1/6ドールファン界では27cmサイズよりもオビツ11のようなちびキャラたちが人気のようだが、成人体型の1/6ドールの人気も再燃してもらいたいものである。

⭐エリカ・アビゲイル・カラシニコフ(Erica Abigail Kalashnikoff)⭐

 美大生。フォースティン・ゲイナーが通うアヴァロン芸術大学の学生。フォースタス・チャオの親友ランスロット・ファルケンバーグの(一応)カノジョ。髪をピンクに染めている。無口。フォースティンより年上だが、病気療養のため二年間浪人していたため、フォースティンと同学年である。
 本来、ロシア人などの東欧・スラヴ系の苗字は男女で語尾が違う。例えば、エリカの「カラシニコフ」という苗字は本来ならば「カラシニコワ」という女性形だが、遠い未来の植民惑星で、英語を公用語としているアヴァロン連邦だと、その辺の法則はウヤムヤになっているので、現在のスラヴ圏とは違って男女の違いはなくなっているようだ。
 多分、スペイン系などのようなやたらとミドルネームが大量につく命名も、連邦の法律によって制限されているだろう。ミドルネームは大体は、二つまでが多いが、我らがアスターティ・フォーチュンはミドルネームを持たない。

 9月28日生まれ。身長152cm。好物はオリヴィエサラダ、ドネルケバブサンド、ジェリービーンズ、クッキー&クリームアイスクリーム。ランスとの馴れ初めは不明だが、実に不思議なカップルである。しかし、ランスが年下のガールフレンドをパートナーにするようになったのは、フォースタスやスコットの影響があるかもしれない。
 内向的な性格で、友人が少ないが、人間嫌いというよりもむしろ、他人に対して無関心のようだ。それだけに、なおさらランスとの馴れ初め話が気になるところである。

 人形はオビツ27cm女性用02ヘッドとボークスミディB(25cm)ボディ使用。いかにも不思議ちゃん然とした格好のキャラクターだが、見かけよりは冷静沈着な現実主義者である。しかし、原宿系ファッション誌のKERAが紙媒体としては休刊してしまったのは実に残念だった。人形写真撮影の際のコーディネートの参考資料だっただけに、実に残念なのだが、そもそも色々な系統のファッション雑誌を参考にすべきだからなぁ…。
 とりあえず、エリカ嬢はこの容姿ゆえにKERA系ファッションしか似合わない。我が「アヴァロンシティ・ドールズ」にはありがちな事態だが、彼女のファッションドールとしての汎用性は低い。まあ、そもそも小説とドールカスタマイズを結びつけるという発想の前に作ったキャラクターだから、こんなチグハグなデザインになってしまったのね。

⭐ライラ・ベラ・ハッチェンス(Lailah Bella Hutchence)⭐

 小説『ファウストの聖杯』に登場する作家で中国文学者のアーサー・ユエの妻。画家。妖艶な黒髪美女。夫の教え子フォースタスを誘惑し、不倫関係になるが、一人息子マークに殺されてしまう。享年45歳。

 9月3日生まれ。身長165cm。好物はバラ味のマカロン、スミレの砂糖漬け、ビーフストロガノフ。黒髪と紫色の目はまさしく「宿命の女ファム・ファタール」の美しさである。そんな彼女がなぜトホホなフォースタスに惹かれたのか? 当人が夫の愛弟子で身近だったからというだけではないだろうが、それにしても不思議なカップリングである。
 まあ、自分や息子マーク以上に夫に愛されているフォースタスに対して多少なりとも嫉妬や羨望があったのかもしれないが、フォースタスが持つある種の純真さに惹かれたのかもしれない。「馬鹿な子ほどかわいい」に近い感覚かもしれないが、フォースタスという男にはある種の女性の母性や、他の一部男性の父性(や「ブラザーフッド」)を動かす「ほっとけない」何かがあるのだろう。
 それにしても、旦那のユエ先生は実にひどいお方である。『Avaloncity Stories』全体においても、ユエ氏ほどひどい男性キャラクターはそうそういないだろう。あ、「マッチョマン」プレスター・ジョン・ホリデイ氏という強力な男性キャラクターはいるが、ホリデイみたいな「パワー型の嫌な男」以上にユエ先生はタチが悪い人だろう。

 人形はボークスNEOヘッドとセンチュリーモデルボディ使用。このセンチュリーモデルのボディは肩幅が広く、胸も大きめなので、なかなか似合う服が見つからない。ボークスのファッションドール「センチュリーモデル」シリーズの新作が出なくなったのは、どうやらプロデュースをしていたドールカスタマイザーさんが病気療養のために活動をやめたかららしい。
 しかし、複数の作家さんたちがキャラクターデザインを手がけていた「ロストエンジェルス」までも新作が出なくなったのは、どうした事なのか? そもそも、エクセレントボディの後釜となる新素体の開発の情報もないし、1/6ドールオタクの私としては色々と残念である。

⭐ジェシカ・キャクストン(Jessica Caxton)⭐

⭐スリス(Sulis)⭐

⭐ショチケツァル/ロージー(Xochiquetzal / Rosie)3歳⭐

 ロージーの3歳ヴァージョン。

⭐エレイン(Elaine)⭐

 第一部『亢龍悔いあり』のランスロットに仕える女刺客。元戦災孤児で、豪商ダゴネットに育てられ、ランスロットに仕える。記憶喪失の彼女はランスロットの亡き母の名を与えられる。

 ランスロットの息子フォースタスを産むが、その名はフォースタス・チャオに由来する。